オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
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「野鳥の撮影法」について
 さて、前の記事の続きです。柚木修さんの「野鳥の撮影法」(培風社,1985)。
 近年、デジタルカメラが普及し、これまでは比較的「難しい」とされて来た野鳥の写真も簡単に撮れると言われるようになりました。これには賛否両論あって、僕も僕なりの考えはあるのですがそれは置いといて。
 そんな時代に、敢えて昔のハウツー本を出して来ました。この本が書かれた今から30年ほど前、本の中で紹介されている当時の各社のカメラはみんなMF(マニュアルフォーカス)。自動露光が新しい技術とされているほどです。現在では、最新のものでは中野浩志さんの「デジタルカメラによる野鳥の撮影テクニック」(誠文堂新光社,2013)はじめ、たくさんの本が出ています。そんな中、昔の本に、今役に立つことなんか書かれているの?と思われそうですが、もっと大切なことがたくさん書かれていて、かなり考えさせられました。
 それの最たるものが、これ。
 機材の選び方や、撮影の仕方に入る前に、一章を使って、鳥への接し方が書かれているのです。「しかし、野鳥写真を撮影する人が増える事によって、野鳥の生息に影響がおよぼされることがあることも、決して見逃している訳ではない。本書ではその点についても言及してみた」(引用、まま)と。30年も前に、野鳥社真の人口が増える事を予期されていて、そして無秩序化が起こる事を憂いておられたということです。そして、本文中には、過去にあった撮影トラブル(主に営巣中の写真)や、保護上・敏感さの理由から撮影を控えるべき鳥なんてこともリストにされていて、あぁ、この時代にすでにもういろんな人がいたのだな、という事が分かりました。また、このような視点は、(自戒も込め)現在のバーダーに欠けているというか、そもそも浸透していないものなのかな、と思わずにいられませんでした。たった趣味で行う事なので、基本的に野鳥写真を撮る事は、相手(つまり被写体となる鳥)には何もいい事はありません。そこをお邪魔する訳です。現在の風潮は、この本の筆者の目にはどう映るのでしょうか。。。そもそも あれは駄目で、これはいい というのは人間基準で考えるのではなく、撮影中の野鳥の表情も含め、嫌がるそぶりがないか見て自分で判断する事だと思っています。が。大勢が情報に群がるような現在では、ひとりの判断の重みも薄れてしまうのでしょう。

 実は、この本に出会ったのはブックオフでのことでした。何気なくめくっていたら「モラル」という言葉が入って来て買わずにいられなくなりました。実は、前回の叶内さんの本の中でも、人とのいい関わりだけじゃなくて、衝突も多々書かれています。撮影マナーというのは、気にしない人は全く気にしないし、気になってしまう人はいろいろなものが目についてしまうもののようです。

 そして、撮影の実際に関しても、当時の「シャッター1回の重み」が違った頃の工夫というのは学ぶ部分が多いです。そして、その基本がないと、いくらいいカメラがあっても限界が来る、と。僕も、先輩から譲り受けたMFのレンズを長く使っていますが、工夫を重ねた結果、撮れたと思える作品が多々あります。逆に、最初から最新のものを与えられなくてよかったとさえ思います(それでも、若いうちに500mmを持てた事は幸運でしかありません)。

 前回の叶内さんの本と並び、古きものから得られるものは多いのでした。

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# by taka_s-birds | 2014-07-28 08:30 | 好きなモノ | Trackback | Comments(0)
「鳥に出会う旅」について
 全く更新がないですね。一応の報告として、管理人はちゃんと生きています。

 かといって新しい写真はあまりないので、新しい試みとして、本の紹介でもしてみましょうか。
4月に引っ越しをして、新しい街へきた事は以前に書きましたが、その際、どうしても実家から持ってくる本は限られてしまって。そのため、いま住んでる部屋にあるモノは結構、お気に入りだったりします。それでもまだ、持ってきたい本がたくさんあるのですが。。。
 そんな中、最近手に入れた本で少し、気になるモノがあったので、ちょっと覚え書きを。
 野鳥写真界の巨匠、叶内さんの「鳥に出会う旅」(世界文化社,1991)と、柚木修さんの「野鳥の撮影法」(培風社,1985)です。

 前者は、叶内さんが野鳥撮影を始められてから、各所へ鳥を求めて出かけ、そこで出会った人や鳥を囲む風景が描写された本です。特に前半、なにも知らないまま、ただ人から伝え聞いた「鹿児島にツルがいるらしい」といった断片的情報を元にそこへ出かけ、そしてツルを目にしたときの感動が綴られている場面は非常に興奮します。と、いうのは、私自身も、「鳥がいそうだ」というだけで、欧州の辺鄙な田舎に飛び込んだ経験があるからです。
 例えば昨年の正月ですが、「フラミンゴがいるらしい」という話をホステルのオーナーに聞き、欧州の正月なんて交通機関もほぼ動いていないに等しい中、なんとか地下鉄、船を乗り継ぎ、そしてそこから徒歩2時間でそれらしい干潟まで歩きついた時の事。結局、フラミンゴには会えなかったのですが、そこに至るまで、もっと言えば、出発しようと思い、腰を上げるまでのすべてが深く印象に残っているのです。日本人はおろか、観光客なんて一人もいない、羊飼いしかいないような土地を抜け、そして、夕暮れには現地の親切な人が、港まで車で送ってくれた日。これは以前からずっと、思っている事ですが、鳥はどうでもいいんですね。こう書くと誤解されそうですが、もちろん、鳥が「目的」で出かけていくのですが、後になって一番深く覚えているのは、そこまでの過程であったり、途中で買ったジュースだったり、出会った人だったり。鳥を見たい!という欲求がなければ成り立たない旅なのですから、やはり鳥は大事なのですが。「情報がない」ことは、現代ではある意味で「致命的な事」なのかもしれませんが、なくてやれないことはないし、その方がいい事もたくさんあるのかと。
 叶内さんの旅の中でも、随所に出会った人や、移動中の心情が出てきます。実はまだ、半分も読めていないのですが、今の野鳥写真界において、このような旅や心情を経験する幸運に恵まれる人はどの程度いるのだろうか、と考えてしまうものです。僕が小学生で鳥を見始めた時、常に持っていたのが叶内さんの図鑑でした。今でも大事にしていますが、その膨大な写真の裏に、このような一つ一つの旅があった事がすばらしいな、と思います。

長くなってしまったので、後者は別記事にします。

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# by taka_s-birds | 2014-07-27 03:32 | 好きなモノ | Trackback | Comments(0)
山の生き物 ー 夜探編 ー
今回のお出かけは、実は夜のカエル探しがメインだったのです。

トノサマガエル。最近、関東での衰退が 準絶滅危惧種指定が ニュースになっていますね。偉そうな顔してます。


ツチガエル。なんとも地味です。


そして、もっとも会いたかったモリアオガエル。4年ぶりに見ることが出来ました。産卵の時期を過ぎており、卵塊は見つかるものの、成体を探すのには少し苦労しました。






ストロボを忘れ、懐中電灯での撮影でしたがそれなりによく、写ったかと。

撮影の合間、鳥の声はなかったものの、ホタルが舞ったり、シカが駆け抜けたり。

里山の自然、いかにも日本的です。
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# by taka_s-birds | 2014-07-01 23:36 | Field日記 2014 | Trackback | Comments(0)
山の生き物 ー 昼探編 ー
梅雨というのに全然雨が降らないまま、7月を迎えそうです。

友人とともに、特に当てもなく山へ。行って探して見れば、なにか見つかるだろうとの魂胆のもと。

トンボ類は期待に反して少なく。。。クロイトトンボや、モノサシトンボ、サナエトンボ類などと、こちら。腹部がかなり膨らんでいたのでハラビロトンボの未熟雄?と思いましたが、なんとなく違う気もします。


鳥もそこそこ、山らしい鳥が見られました。
ちょっと高原モズっぽい、モズ。


山桜でしょうか。実がなっており、そこに鳥が来ていました。
イカル


クロツグミの雌も表に出てくれました。


そして、アカゲラ。


澄んだ空気の中、いい時間を過ごせました。
そして、夜探へと続くのです。
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# by taka_s-birds | 2014-06-30 23:29 | Field日記 2014 | Trackback | Comments(2)
近況。
ご無沙汰しております。
更新できないまま、時間が空いてしまいました。実は、3週間ほど前にパソコンが急逝してしまいまして、新しいパソコンに慣れないままブログも手付かずになっておりました。

さて、宣伝をちょろっと。
日本鳥類保護連盟さんの機関誌「私たちの自然 5・6月号」の表紙にキビタキの写真を採用して頂きました。機会があればぜひ、ご覧ください。ちょっとだけ文章も書いています。


近所の森も、平地にも関わらず繁殖中のキビタキが鳴くほかは、


エナガをはじめ、カラ類の親子で構成された大きな混群が飛び交うくらい。
このエナガの幼鳥、よく見ると枝先にびっしり産まれた蛾の卵を食べています。


時間をかけて食べ切りました。


せめてデータだけでも戻ってくればこっそりと更新したいのですが。。。
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# by taka_s-birds | 2014-06-26 12:40 | Field日記 2014 | Trackback | Comments(0)
林の春
その後も、夕方や、休みの日には朝からこの林へ通い、

ビンズイ


エナガは、この時期でもう巣立っているのですね。20羽ほどの群れを見ましたが、2つくらいの家族が合流したのでしょうか。


キビタキの声も、あちこちから。


その間も、ヒレンジャクの群れも増え続け、最後には100羽近くに。




虫を食べていました。


群れでまとまって動いているようで、よくみると求愛給餌をして寄り添ってる2羽がいたりして、遅くまで日本にとどまっているこの群れの中にも春が来ているのだな、と思うのでした。
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# by taka_s-birds | 2014-05-23 23:17 | Field日記 2014 | Trackback | Comments(3)
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