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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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国鳥発見
朝起きると窓の外が騒がしい…
ツグミ類! この付近にすごい数が入ってて、たまに湧き上がるように舞うのを見るのですが、その群れが、部屋の前の林に押し寄せた様子。
そっと窓を開き、手持ちでカメラを構えます。とはいえ警戒心はものすごい…
ようやく押えたのがこちら。
ノハラツグミ
国鳥発見_c0001429_5175361.jpg

これに少数、ワキアカツグミが混じります。小さいのですぐわかります。

これだけたくさん入っていれば撮影できるものもいるだろう、と出かけてみるも、数が多いゆえの警戒心の強さ。待てど待てど近くへは来ず、断念。雪も強くなり、歩き出すことに。途中、上空をキレンジャク・ベニバラウソが鳴きながら飛び、カケス(日本産とは別亜種)も顔を覗かせますが、撮影には難しい状況。コベニヒワも20羽ほど。これも撮影は難しい場所。

ならば、と湖まで吹雪の中歩くことに決定。あわよくば、ノルウェーの国鳥を抑えてやろうとの考えのもと。

ここならいそうだ、と以前から辺りを付けていた場所へ。こんな天気であるが故、だれも通りません。

そーっと歩いて行き、この辺いないかな、とカメラをそっとおろすと、視界の隅に何か動いたような…

国鳥発見_c0001429_5241871.jpg


あ、いた!思ったより小さい!

お分かりいただけますか?

国鳥発見_c0001429_525289.jpg


ムナジロカワガラスです。地味で、小さい。日本の国鳥との共通点は「逃げ足が速いこと」くらい。

餌取りに夢中になっているとき、様子を見つつ接近するも、足場が悪く今回は断念。次回、先回りして待つことにしましょう。ずっと会いたかったので、本当に幸運でした。雪がやみ、唯一ここを通ったノルウェー人のおじさんによると、この辺りでは時々ヘラジカも見かけるそうで、待っていたら面白そうです。

ただ、これくらい寒いです。
国鳥発見_c0001429_5295024.jpg


一晩あけ、今日は街へ。公園の横を通りかかった時、レンジャクの群れが入ったのが見えました。
国鳥発見_c0001429_529147.jpg

こんなですが、一応、今年最初のレンジャクの写真ということで。

一気に訪れた本格的な冬。出かけるのがつらい時もありますが、どうしてもここで撮影したい、見つけたい鳥がまだたくさんいるので、時間を見つけつつ撮影に励みたいと思います。

by taka_s-birds | 2012-10-28 05:30 | ノルウェー暮らしの日々2012-13
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