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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α
この冬の日本はウソ・アカウソの目撃情報が相次いでいるようですね。
個人的には、以前亜種アカウソが大量に見られている年に、みなが「ウソだ」という雄個体をよーく観察してると腹にうっすらと赤みがあるような個体をちょくちょく見かけていたのもあり、このような年には亜種ウソは実はほとんど数に寄与しておらず、アカウソばかりなのではないか、という印象を持ってます。嘘かもしれないので、ご自身で見たことを一番に信じることをお勧めします。

さて、ヨーロッパで見られるウソは、ベニバラウソという真っ赤な亜種ですヨーロッバアカウソというようです。家の近所でも木の天辺でなく姿はたまに目にするものの、撮影の機会が意外に少なく苦労していました。それが、もう1週間以上前になりますが、「さて、授業へ行くか」と腰を上げた瞬間に、部屋の窓の外へ雄2雌2の群れが飛来し、秋にはノハラツグミが食べていた実の残りを食べていました。「10分だけ…」撮影し、その後雪道を走って大学へ向かったのはいうまでもありません(ぎりぎり間に合いました)。

さて、この鳥の識別、雄は別にいいんです。見間違いようがないほどに、赤いですから。肉眼で見ると、むしろ「~マシコ」を想像してしまうような強烈な赤さです。
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9362232.jpg


ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9363498.jpg


が、問題は雌。日本に飛来する可能性はほとんどないとは思うものの、記録はあるわけで。そうなると「なにがなんでも見つけてやる」となるであろう方の顔がいくつか浮かぶのですが(そういう自分もトライしたことがあるのですが)、いかんせん、資料がありません。そこで、いくつか特徴が分かる写真を写したかったのです。

前から見る限り、あまりほかの亜種と違う色をしている印象はありません。
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_939456.jpg

羽軸は白いですね。亜種ウソにはない特徴ですが、亜種アカウソとの違いは…
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9395161.jpg

風切りが分かる画像です。これが、ヒントになるかなぁ…
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9473543.jpg


1個体だけじゃわからないことも多いですが、とりあえず一通りの角度から抑えられたことはうれしかったです。
まだ観察を続ける必要がありますね。

そのほかの話題としては、だいぶ数は減ったもののまだベニヒワやコベニヒワ、マヒワは見られ
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9495137.jpg


キレンジャクもたくさんいます。
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9503681.jpg

森ばっかり探してたのですが、先日街へ行ったら、そりゃもうスズメのように地面で公園のベンチでくつろいでましたので、後日また写しに行くつもりです。

そして、過去記憶にないほどの「すごすぎる」オーロラ。3時間森で待ったうえでの突然の強烈な光でした。
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9523681.jpg


湖に穴をあけ、
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9534496.jpg


釣れたのはホッキョクイワナ!紅いひれが美しいです。
ベニバラウソの観察におけるいくつかのヒント+α_c0001429_9535954.jpg

氷の下で何を食べてるのよ?と思ったのですが、調理の際に胃を開いたらまだ生きているザザムシが出てきました。なるほど、面白いなぁ。

さて、何やら面白いものも見れるようになってきましたよ!
0℃を超える日も増え、まだ春とは言えませんが、季節が進んでいくのは確実に感じられています。
残り4ヶ月を、さらに充実させていくための準備を進めています。

by taka_s-birds | 2013-02-18 09:58 | ノルウェー暮らしの日々2012-13
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