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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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トロムソという場所
前回フクロウを上げてから時間が経ってしまいました。このオナガフクロウを日暮れまで見た晩、トロムソの上空には、それはもう笑ってしまうほどのすごいオーロラが出たのでした。牧草地だという雪原へ行き、カメラを構えつつ、時に寝ころびながら思いっきり浴びてきました。
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これはもう、すごいとしか…。
ボードーでもオーロラは見えますが、オーロラオーバルという帯の南部に位置しているため、通常は北に出ているオーロラを横から見ている状態になります。これがたまに活動が活発な時に近くまでやってくると、動きの激しいオーロラが見れるのです。
※先週のボードーのオーロラ ちょうど後輩が遊びに来てたのですが、ボードーで見たことないような活発なオーロラを二晩続けてみました。それはそれで綺麗でした。
トロムソという場所_c0001429_2432518.jpg


しかし、トロムソはオーロラオーバルの真下。それに晴天という条件が重なり、素晴らしいオーロラを見ることが出来たのでした。
トロムソという場所_c0001429_2454226.jpg


何時間外にいたのか覚えてませんが、それはそれは、すごい1日だったなぁ、と今でも思い出します。

さて、このような経験をしたトロムソですが、博物館などにも行ってきました。トロムソ大学の博物館では、北極圏の生き物に特化した展示が面白く、なかでも実際の生息環境をまねたジオラマ風のはく製展示はよかったです。こういう場所にいるのか!と参考になりますね。
シロハヤブサ
トロムソという場所_c0001429_2475151.jpg

コシギ。ぜひとも見つけてやりたい鳥です。こういうところで繁殖するんですね。
トロムソという場所_c0001429_2481443.jpg


ほかにパフィンやヨーロッパヒメウなどの海鳥類が繁殖する断崖をまねたものなどあり、今後の観察や発見に役立ちそうな資料が多くありました。

さて、トロムソを去る日。オナガフクロウを見つけた翌日でしたが、この日の朝も同じ場所に、体の向きだけ逆で止まっていました。相当お気に入りのようです。曇天でしたが、その方が却ってフクロウらしい絵になったようです。違った雰囲気で撮影させてもらえたので、いずれお見せする機会があるかと思います。

空港までの道すがら、また出会ったトナカイ。吹雪の岬というとんでもない条件ではありましたが、雪の向こうに太陽が見える瞬間が有ったり、短時間ながらなかなか面白い撮影でした。すぐに涙が凍りそうになったので、しぶしぶ切り上げるのでした。

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そんなこんなで、大きな充実感の中でトロムソでの撮影が終了したのでした。

お世話になった方曰く、春~夏にかけてシギチ類の繁殖など相当面白そうです。飛行機で45分。大した距離ではないので、また時間を見つけたいですね。



いやー、今見てもにんまりするようです。笑

by taka_s-birds | 2013-03-14 02:55 | ノルウェー暮らしの日々2012-13
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