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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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再び海へ
さて、先日の黒潮観測から中3日、再び船に乗り、6日間東京湾の入り口らへんをふらふらしていました。今回は朝から晩まで、船員としての講習や訓練が続きましたから、それほど甲板で鳥を見ている時間はありませんでした。

さて、今回は沿岸での航行がほとんどだったためか、見られた鳥のほとんどがオオミズナギドリでした。数もまばらで、船に近づいてくれる個体もわずか。1枚目のように、水面を滑るように飛ぶのがほとんどで、時には波間に隠れて見失ってしまいます。ちなみに、この「水を薙ぐ(横切る)」飛び方が、ミズナギドリの名前の由来だとか。波の上を流れる気流に乗り、時々上昇すると、2枚目のように、水平線が見えるような写真になります。そして、たまには水面で見れて浮かんでいるのも見かけます。船の接近によって飛び立ったのが3枚目で、背景には港が見えます。
オオミズナギドリ Calonectris leucomelas
再び海へ_c0001429_0413645.jpg

再び海へ_c0001429_0414056.jpg

再び海へ_c0001429_0414419.jpg



そして、あまりに船から近いところにいて、思わず見逃しそうだったのがこのハイイロミズナギドリ。初めて見る種です。ハシボソミズナギドリとの識別はかなり難しいそうですが、嘴などからハイイロと判断しました。この個体は1羽で浮かんでいましたが、船が真横を通り過ぎるころに飛び立ち、数十メートル離れたところで再び着水しました。さらに、翌日には定置網の中にも1羽泳いでいるのを見ることが出来ました。わずかながら、この時期に飛来しているようです。
ハイイロミズナギドリ Puffinus tenuirostris
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再び海へ_c0001429_0415258.jpg


前回と航海域が異なるためか、アホウドリ類は見られませんでした。オオミズナギドリの数も少なかったです。

さて、5月末からの連続の実習も終わり、いよいよ残すは、7/10からの一ヶ月航海のみとなりました。大学生活なんてあっという間ですね。ようやく最近、海のことをわずかながら理解できつつある、と感じたのに、もう終わりに向かっているような気分です。その中でも、より多くのものを得られるようにしたいところです。

by taka_s-birds | 2011-06-14 00:55 | Field日記 2011
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