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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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オオミズナギドリの島で
1ヶ月強の間、オオミズナギドリの調査に参加するため、3人の研究者とともに、岩手県の無人島に構えたテントと、本土側の拠点を行き来する日々を送っていました。島の斜面には、たくさんの巣穴。そして、その横に落ちた羽。そこに確かに生きものの気配を感じさせてくれます。
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三陸の海辺。海面に月明かりが輝き、水平線に漁り火が灯る頃。島に喧噪がやってきます。
When the fishing lights start to burn and the moon reflects on the sea surface, the island is occupied by shearwaters.
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闇に浮かび上がる姿。
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漁り火が消え、定置網漁の船が出航する朝4時頃。斜面や木の上から飛び立ってまた海の彼方へ消えて行きます。
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そして、最後に残された数羽の声もいつしか消え、朝が焼ける頃島には静寂が戻ってきます。イソヒヨドリやトビが鳴き始めるまでの間。波の音しか聞こえないわずかな音世界の狭間が訪れます。

オオミズナギドリの島で_c0001429_22001939.jpg

今でも耳からあの特徴的な声が離れません。調査の合間の時間を使い、撮影も進めることができました。海では見えない海鳥達の姿。発表の機会を探って行きます。

※なお、ISO感度を極力上げ、ストロボは最小限の光量・回数で撮影しています。


by taka_s-birds | 2016-10-03 22:02 | Field日記 2016
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