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野鳥フォトグラファー 菅原貴徳の日々。オーロラの下での生活も昔のこと。まるでオーロラのように儚く行ってしまった。あの経験から、何を生み出せるでしょうか。
by taka_s-birds
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<   2011年 09月 ( 3 )   > この月の画像一覧

航海 -海鳥編1-
ようやく、航海らしい写真です。函館を出てから塩竃を経由し、東京へもどるまで、太平洋側では多くの海鳥を見ることが出来ました。特に、北の方が種類も数も多くみられました。その中から、まずはミズナギドリ類と、ウミツバメ類を載せたいと思います。

まず、函館を出港して最初に群れが見られたのが、アカアシミズナギドリ。海面で休んでる群れも多くいました。函館-塩竃間では、見れらたほとんどがこのアカアシミズナギドリでした。
アカアシミズナギドリ Puffinus carneipes
航海 -海鳥編1-_c0001429_1336356.jpg

ここからは、塩釜を出てからです。ここからは、一気に種類が増えた気がしました。というのは、いずれもまだ見たことのない種類だったからです。

船が近づいても逃げず、思わず轢いてしまうのではないか、と思われたハイイロミズナギドリ。お陰で近くで撮影出来ました。
ハイイロミズナギドリ Puffinus griseus
航海 -海鳥編1-_c0001429_13355274.jpg


こちらは、ミナミオナガミズナギドリ、だと思うんですがねぇ…ヒメシロハラミズナギドリ?。背面のパターンが印象的でした。ある海域で多くみられました。
ミナミオナガミズナギドリ Puffinus bulleri
航海 -海鳥編1-_c0001429_13355850.jpg


こちらは少し遠かったですが、ハジロミズナギドリ。なんとなく、面白い顔をしてるような気がします。
ハジロミズナギドリ Pterodroma solandri
航海 -海鳥編1-_c0001429_13353270.jpg

航海 -海鳥編1-_c0001429_13353573.jpg



そして、こちらはコシジロウミツバメ。沢山飛んでいましたし、中には水面で休んでいる群れもありました。海面に降りた物は、目を凝らさないとなかなか見つかりませんでしたが、割と船に敏感に飛び立つので、、結構な数がいたことがわかりました。
コシジロウミツバメ Oceanodroma leucorhoa
航海 -海鳥編1-_c0001429_13362259.jpg

航海 -海鳥編1-_c0001429_1336257.jpg

航海 -海鳥編1-_c0001429_13362898.jpg


ちなみに、海鳥類の見わけには自信がありません。箕輪さんの文一海鳥図鑑を参考に同定しました。

by taka_s-birds | 2011-09-25 14:25 | Field日記 2011
航海 -北海道編-
間が開いてしまいました。

日本海での航海を経て、船は北海道、函館へ。
ここでは大沼に行くことが出来ましたが、滞在できた時間は極わずか。
鳥を探しても待つ時間がない、とのことで、沼周辺で昆虫を探しました。
沼周辺の草には、沢山のモノサシトンボ。爽やかな色で飛び回っていました。
モノサシトンボ
航海 -北海道編-_c0001429_1345739.jpg

航海 -北海道編-_c0001429_13451591.jpg

それと、湖畔の樹上で飛んでいたアカシジミ。初めて見る蝶でした。葉っぱの上で見えないところに止まったのですが、そーっと、枝ごと引っ張って、なんとか撮影できる高さまで降りてもらいました。
アカシジミ
航海 -北海道編-_c0001429_134511100.jpg


綺麗なところでのんびりしたかったのですが、許されたのは30分ほどの自由時間だけ。後ろ髪をひかれつつも、次の見学地へ向かうのでした。函館滞在は4日間でしたが、自然の中をふらふら出来たのはこの時だけでした。

by taka_s-birds | 2011-09-19 13:50 | Field日記 2011
航海 -夜のイキモノ編-
金沢を出た後、函館へ向かいました。この時期の日本海は非常に静かで、揺れもなく、快適な航海をすることが出来ました。

途中、自分が当番明けで寝ている時に、「さっき船にヤツガシラが乗って来たよ!デッキをうろうろして飛んでった」なんていう、悔やんでも悔やみきれない一件があったのは、佐渡島沖でのことです。今考えても悔しいですね…「どうせあいつなら見たことあるんだろう」みたいな感じで、後から教えられたのですが、ヤツガシラは未見の1種。船の上で会えたりなんかしたらどんなに嬉しかったことか…

この、日本海での3晩、沖でイカ釣りの実習を行いました。そう、こうやって日記書いてると遊んでるようですが、この航海は実習ですから。余談ですが、昼間も船の操舵ですとか、航海記録の記入などやってます。
さて、イカ釣りです。船に集魚灯を点けてイカを集め、自動のイカ釣り機や、各々の竿で釣りあげます。全体像と、上がって来たイカはこんな感じです。
航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_102539.jpg

航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_103624.jpg

イカは光るものを見ると飛びつく習性がありますので、それを利用して、反射素材のついたルアーで釣りあげます。水面から上がると、大きく水を吐き上げます。船まで上がると、イカは針に抱きついてるだけですから、簡単に外れて、また自動で針を海中へ投下。この繰り返しです。3晩での合計はおよそ1000杯でした。なお、釣り上げたイカはスタッフ(船員・実習生)がおいしく頂きました。

さて、イカ釣りをしました、というだけではこのBlogのネタにはなりません。
この集魚灯、というのが、実は非常に面白いことに気付いてしまったのです。暗い海でここだけが明るいと、色々な生物が集まってくるのです。イカももちろん、辺りに浮かぶのですが、イワシの群れに、トビウオの幼魚、それらを襲うシイラ。なかでもトビウオは、写真に撮ってみたらヒレの美しさに驚きました。
トビウオ sp.
航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_0564416.jpg


そして、これらの魚を求めて、オオミズナギドリも飛び回ります。
オオミズナギドリ Calonectris leucomelas
航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_0572498.jpg


さらに、最初は気がつかなかったのですが、よく耳を澄ますとシギの声。船の明りが届くところに降りたので、確認するとアカエリヒレアシシギの群れ。その後は、飛んだ、と思っても、必ず戻ってきて、浮かんでいました。地点が違うにもかかわらず、3日間とも観察できました。
アカエリヒレアシシギ Phalaropus lobatus
航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_058161.jpg

航海 -夜のイキモノ編-_c0001429_0571152.jpg


さらに、聞いたことのない、「キィキィキィ」という高い声。暗闇を目を凝らして見てみると、複数のウミツバメが飛び回っているのを捉えました。とはいえ、暗いので肉眼では識別できず、ISO感度と内臓フラッシュを限界まで上げて写したところ、亡霊のように浮かび上がったのは、コシジロウミツバメ、オーストンウミツバメでした。あまりにひどい写真なのでここでは載せませんが、初日から3日目へ向け、北上するに連れてオーストンからコシジロへ種が代わっているのが印象的でした。昼間は見かけませんでしたが、夜、光に集まって来てくれるので、観察できたようです。

夜の海。鳥に興味のある漁師さんでもなければ経験がないであろう、面白い観察でした。自分にとっても、夜の海で光に鳥が集まる、というのは聞いたことのないものでしたので、完全にノーマクでした。夜の観察の用意をしていかなかったことが悔やまれましたが、その分、興奮は大きかったです。翌朝早いのに、夜遅くまでずっと見てましたから。機会があればもう一度、と思うのですが、難しいですね。

by taka_s-birds | 2011-09-02 01:29 | Field日記 2011